【開催予定日(コース番号・日程)】
T0641 2016年05月30日(月)〜05月31日(火)
T0642 2016年09月08日(木)〜09月09日(金)
【受講料】
21,500円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 ネットワークアナライザによるHPFの測定
1.コースの概要
 これまで、学校や業務で通常の電子回路(数MHz位までの低周波回路=集中定数回路)しか扱っていない方にとって、分布定数回路は取りつきにくいものです。しかし、高周波回路の設計や電子回路のノイズ対策には、分布定数回路の知識は欠かせません。本講座では、これから分布定数回路を扱う方を対象に、その基本的な考え方や分布定数回路特有の振舞いについて分かりやすく解説すると共に、実測を通してその振舞いを認識・確認して頂きます。また、高周波回路についても一部解説します。キーワード:波長、反射、伝送線路、特性インピーダンス

2.使用機器等
 ネットアナ、スペアナ、SG ※全て一人一セットの環境で実習します

3.担当予定講師
 市川裕一(アイラボラトリー代表。群馬大学工学部電子工学科卒業。高周波/マイクロ波回路の受託設計・開発・試作、コンサルティング、セミナー講師に従事)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計12時間) となります。

5.関連コース
T042
T024
T043
N005

6.その他

受講者の声
  • 分布定数回路のふるまいを体験的に実習できたので、今後の業務でいかしていけると思う。
  • Webで勉強しはじめていたが、測定器に触れて測定することで少しだがイメージすることができるようになった。
  • ネットワークアナライザを初めて扱い、活用法がよく理解できた。
  • スミスチャートの読み方がわかった。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.集中定数回路と分布定数回路 (1)信号の波長
(2)集中定数回路と分布定数回路の違い
(3)伝送線路と特性インピーダンス
2.0H
2.高周波回路の基礎 (1)高周波回路で使われる単位(dBとdBm)
(2)信号の反射
(3)スミス・チャート
(4)Sパラメータ
(5)高周波での受動部品(L,C,R)の振舞い
2.0H
3.パターン(伝送線路)の振舞い (1)直列のパターン(伝送線路)の振舞い
(2)並列のパターンの振舞い(オープンスタブとショートスタブ)
(3)パターンでインピーダンス変換!
(4)パターン設計の注意点
1.0H
4.ネットワークアナライザ (1)ネットワークアナライザとは
(2)測定系の校正
(3)測定の基本手順と操作
(4)ネットワークアナライザ操作実習
(5)その他測定器
1.0H
5.測定実習1(分布定数回路の振舞いを確認) (1)伝送線路の特性を調べる
(2)信号の波長・位相を認識する
(3)オープンスタブとショートスタブの振舞いを調べる
3.0H
6.測定実習2(パターンの影響を確認) (1)パターンでインピーダンスが変わる
(2)パターンの結合を認識する
(3)パターンから信号(ノイズ)が飛び出す!
(4)パターンが信号(ノイズ)を拾う!
2.0H
7.確認・評価 (1)まとめ 1.0H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。