【開催予定日(コース番号・日程)】
M0991 2016年09月28日(水)〜09月29日(木)
【受講料】
25,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 マイクロスコープによる損傷確認
1.コースの概要
 切削工具の損傷について、仕上面などを実際に観察してミクロ解析を行うと共に切削トラブルの原因を究明します。更に、改善策立案に必要な鉄鋼材料の成分や熱処理などにより変化する組織、硬さや切削性との関係などの被削材の知識、並びに工具の抗折力や硬さ、工具損傷との関係、構成刃先発生のメカニズムなどの工具材種の知識を学習し、トラブル解決の道筋を習得します。

2.使用機器等
 金属顕微鏡、デジタルマイクロスコープ

3.担当予定講師
 片山技術事務所 技術士 片山 昌

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計12時間) となります。

5.関連コース
M009
M110
M111
M108

6.その他
【配布テキスト】失敗しない被削材・工具材の見方・選び方

受講者の声
  • 超硬材のバラつき、硫黄の増加量によっての機械的性質等が変化する等、勉強できた事。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.機械加工と材料の係わり (1)ミルシートの見方
(2)鋼材の製造プロセスと切削に関係する冶金因子
1.0H
2.鋼材の熱処理 (1)鉄-炭素系の平衡状態図
(2)熱処理について
(3)市販材料の熱処理通例
1.0H
3.鋼材の冶金因子と切削性 (1)炭素・けい素・アルミニウム含有量と切削性の関係
(2)硫黄・りん・窒素含有率と切削性の関係
(3)オーステナイト結晶粒度と切削性の関係
(4)縞状組織と切削性の関係
2.0H
4.新しい鋼材 (1)環境のための非鉛快削鋼
(2)非調質鋼
1.0H
5.2次加工鋼材の冶金因子と切削性 (1)ロット間の切削性のバラツキ
(2)熱処理鋼のミクロ組織と切削性
(3)引抜きみがき鋼の加工硬化と切削性
(4)切削みがき棒鋼の加工硬化性と切削性
3.0H
6.切削工具の損傷対策 (1)工具チッピング対策
(2)熱クラック対策
(3)工具摩耗対策
(4)構成刃先対策
2.0H
7.工具損傷対策 (1)工具損傷観察
(2)工具損傷対策の検討
1.5H
8.総括及び質疑応答 (1)質疑応答
(2)まとめ
0.5H

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 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。