【開催予定日(コース番号・日程)】
C1551 2016年05月25日(水)〜05月26日(木)
C1552 2016年09月14日(水)〜09月15日(木)
【受講料】
20,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 
1.コースの概要
 日本国内においての製造は、その生産技術力の高さから、あいまいであっても問題となることがなかった幾何公差の図示も、新規外注先や国外で製造を行おうとすると、設計者が意図しない部品が出来てしまいます。これは設計者が正しく設計意図を図面に図示できていないことが原因です。本コースでは、多大な経済効果を生み出す手段である、幾何公差と位置度公差方式を正しく理解し、一義性のある図面の描き方を習得できます。

2.使用機器等
 

3.担当予定講師
 井上設計製図コンサルタント 代表 井上 忠臣

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計12時間) となります。

5.関連コース
C156
C121
C127
C129

6.その他
【持ち物】関数電卓※こちらのコースは、8月と12月に、ポリテクセンター関西でも実施しています。お申込み方法等は、ポリテクセンター関西のホームページでご確認ください

受講者の声
  • 前職でのベースになりますが、幾何公差を使用してなく、あいまいなことが多々ありました。また、海外の自社工場へ図面を出図して、寸法がよく外れていた理由がなんとなく理解できたと思う。
  • 図面を作成する際に、公差を適用する事が非常に多いため今後に役立てる。
  • 今まではデータムを基準面(理想的な)としか考えていなかったため、データム形状などより正確な考え方を理解できた。
  • 寸法公差で厳しくなっていた公差を位置度公差を使うことで、生産性を上げることが出来そうだ。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.公差表示方式の基本原則 (1)独立の原則とテーラーの原理
(2)寸法の種類と普通公差・採否の基準の考え方
(3)寸法と幾何特性の相互依存性
1.5H
2.データム (1)データム(基準)とは
(2)データムの選択と優先順位による検証結果の違い
(3)データムターゲットの解釈
(4)ローカルデータム(部分基準)の有効性
(5)実習(図面への適用およびデータム、データムターゲットの設定)
3.0H
3.幾何特性 (1)幾何公差の種類と定義
(2)公差域の定義
(3)幾何公差の図示方法
(4)普通幾何公差
(5)確認実習
3.0H
4.位置度公差方式の図面適用 (1)真位置度理論
(2)位置度公差方式の解釈とその効果
(3)公差量の計算の仕方
(4)複合位置度公差方式の解釈とその効果
(5)突出公差域の解釈とその効果
(6)機能ゲージによる位置の検証とゲージ寸法の計算方法
(7)確認実習
3.0H
5.MMRの原理 (1)最大実体公差方式の原理と効果 1.0H
6.総括 (1)質疑応答
(2)訓練コース内容のまとめ
(3)講評・評価
0.5H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。