【開催予定日(コース番号・日程)】
T0331 2016年10月12日(水)〜10月13日(木)
【受講料】
26,500円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 アイパターン
1.コースの概要
 高速信号を扱う電子回路の設計には、分布定数回路の考え方が必須です。反射やクロストークといった高周波回路特有の現象を理論的に解説し、シミュレーションや演習を通して、波形の品質を考慮した回路設計技術を習得します。キーワード:反射、クロストーク、差動伝送、アイパターン、ダンピング抵抗

2.使用機器等
 表計算ソフト、回路シミュレータ

3.担当予定講師
 碓井有三(【ボード設計者のための分布定数回路のすべて】著者)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計12時間) となります。

5.関連コース
T064
T034
T065

6.その他

受講者の声
  • クロストーク、ダンピング抵抗等、今まで定性的に対応していたのが定量的に判断できるようになり役に立った。
  • ラティスダイヤグラムやBergeren図表など、直感的に分かり易い考え方を知ることが出来た。
  • 普段当たり前に設計していたダンピング抵抗の定数の求め方が分かって良かった。
  • 日本の技術を高めて、未来も生き残れるよう頑張りたいと思います。
  • 途中の小話もとても面白かったです。 

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.集中定数回路と分布定数回路 (1)集中定数回路と分布定数回路の違い
(2)どこからが分布定数?
(3)集中定数の「知識」はむしろ邪魔
(4)線路定数の算出
1.0H
2.反射のしくみと対策 (1)図表による反射の解析方法
(2)ドライバの駆動能力と反射
(3)最適なダンピング抵抗の求め方
(4)反射の解析
3.0H
3.クロストークと対策 (1)クロストークの発生原理と理論解析
(2)パターンギャップを離すだけではないクロストーク対策
(3)クロストークの解析演習
3.0H
4.バス伝送 (1)バスと1対1伝送
(2)RambusとSSTL
1.0H
5.線路損失とその対策 (1)表皮効果と誘電正接による線路損失の特徴
(2)線路損失が波形に及ぼす影響
(3)アイパターンと広いアイを確保する対策技術
(4)スタブビアの影響
2.5H
6.ギガビット伝送方式 (1)差動インピーダンスとは
(2)シングル伝送との混在の際のインピーダンスの考え方
(3)差動クロストークの簡易解析
(4)差動伝送回路
1.0H
7.まとめ (1)実習の評価および質疑応答
(2)練習問題の解答と解説
0.5H

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 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。