【開催予定日(コース番号・日程)】
E0641 2016年11月30日(水)〜12月02日(金)
【受講料】
25,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 Zynqを用いた実習の様子
1.コースの概要
 現在、様々な組込み機器においてもOSの搭載が求められています。しかしリアルタイム性や時間制御の精度を要求されると、ハードウェアの追加を迫られることにより部品点数が増大し、システム全体が大きくなることが懸念されます。本コースでは、CPUコアを内蔵したFPGAにOSを搭載することでハードウェアの追加に係る部品点数の増加を防ぎ、効率の良いシステム開発の方法が習得できます。

2.使用機器等
 FPGA評価ボード(zynq搭載)、FPGA開発ツール、Linux、仮想化用ソフトウェア

3.担当予定講師
 設計アナリスト 鳥海 佳孝(日本電気梶Aエクセレント・デザイン鰍経て独立。LSI/FPGA、組込みLinuxの設計開発・コンサルティングの業務を展開、各種技術セミナーの講師を務める)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計18時間) となります。

5.関連コース
T059
E075
E021

6.その他
【前提知識】C言語プログラミング経験、Linuxの基本的なコマンド操作

受講者の声
  • 今まで協力会社様にお願いしていた範囲のことを知ることができた。
  • ARM混載FPGA利用の検討しているため役に立った。
  • 私の知識がハードよりなので、前半部は苦労しました。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.CPUコアを搭載したFPGAの現状 (1)CPUコアを搭載したFPGAの活用方法
(2)CPUコアを搭載したFPGAへのOSの搭載の必要性
1.0H
2.開発環境の構築とQEMU環境の動作 (1)VMwareによるLinux環境の構築
(2)QEMU環境のインストール
(3)I/Oファイルの操作方法
(4)GNUアプリのインストール
(5)ルートファイルシステムの変更
(6)Linuxカーネルの再構築
4.0H
3.ハードウェアの設定とネットワーク設定 (1)ホストマシン・ターゲットボードのネットワーク設定 2.0H
4.ユーザーアプリとGNUアプリの作成と実行 (1)ユーザーアプリのクロスコンパイル
(2)ユーザーアプリの転送
(3)GNUソフトのクロスコンパイルと実行
2.0H
5.ターゲットボードのカーネル再構築 (1)カーネル再構築 2.0H
6.ルートファイルシステムの作成 (1)ルートファイルシステムの作成と変更方法 2.0H
7.GPIOの制御とデバイスドライバ (1)GPIOの制御方法
(2)デバイスドライバの作成
(3)ブラウザ・ソケットによるアクセス
2.0H
8.カスタムハードウェアの追加 (1)SDKを用いたBOOT.BINの作成
(2)カスタムLinuxデバイスドライバを用いたI/Oアクセスの仕方(実習)
(3)カスタムハードウェアを用いたI/Oアクセスの仕方(実習)
3.0H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。