【開催予定日(コース番号・日程)】
E0751 2017年01月18日(水)〜01月20日(金)
【受講料】
30,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 使用する実習ボード
1.コースの概要
 現在の組込み機器においては、周辺の入出力装置にAndroidなどのタブレット端末に対応する必要性が出てきています。そうなると組込み機器といえども今までのようなノンOSのベアメタルの環境では対応しにくい現状があります。一方で組込み機器であることからリアルタイム性などを求めらられる側面もあり、特にイベントが発生した時の処理には割り込みを使用するのが一般的です。本コースでは、組込み機器に搭載したLinux上での割込み活用にフォーカスして、どのように実装するのかSoC FPGAのボードを使用して学習して頂きます。

2.使用機器等
 FPGA評価ボード(zynq搭載)、FPGA開発ツール、Linux、仮想化用ソフトウェア

3.担当予定講師
 設計アナリスト 鳥海 佳孝(日本電気梶Aエクセレント・デザイン鰍経て独立。LSI/FPGA、組込みLinuxの設計開発・コンサルティングの業務を展開、各種技術セミナーの講師を務める)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計18時間) となります。

5.関連コース
E064
E021

6.その他
【前提知識】C言語プログラミング経験、Linuxの基本的なコマンド操作

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.割り込み技術の必要性 (1)コース概要及び専門的能力の確認
(2)組込み機器システムにおける割り込みの必要性
(3)現状の問題点
1.0H
2.開発技法 (1)開発環境の構築
イ.仮想化ソフトによるLinux環境構築
ロ.エミュレータの環境構築
(2)ハードウェアの設定とネットワーク設定
イ.CPUコア搭載FPGAボードの起動、SDカード書込み
ロ.ネットワーク設定、FTP、NFS
(3)デバイスドライバ環境構築
イ.カーネル再構築
ロ.簡単なデバイスドライバ作成
(4)割込みデバイスドライバ
イ.割込み共有
ロ.タイマを使用した割込み
ハ.IRQ接続のためのハードウェア作成
ニ.IRQを利用したデバイスドライバ作成
ホ.実機での確認
(5)ハードウェア化の検討事項
イ.ハードウェア化の基本事項
ロ.割込み受付部分のハードウェア化
ハ.タイマー割込み部分のハードウェア化
14.0H
3.総合実習 (応用実習) (1)仕様の提示・確認 (実習例:割込みを用いたDCモータ制御システム)
(2)動作確認・デバッグ
(3)評価・改善
2.5H
4.まとめ (1)ポイント整理
(2)確認・評価
0.5H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。