1. 加工法と図の選択・配置
(ア) 設計と図面の役割
(イ) 投影図の表し方
(ウ) 加工法と投影図の選び方と配置の仕方
(エ) 演習:投影図の選び方と配置
2. 寸法記入法
(ア) 寸法記入の原則
(イ) 加工・測定を考慮した寸法記入法
(ウ) 演習:設計意図を表す寸法記入
3. サイズ公差の決め方および加工法・測定法
(ア) サイズ公差の決め方
(イ) サイズ公差を実現する加工方法
(ウ) サイズ公差の検証法(測定器と測定方法)
(エ) 演習:寸法測定(ノギス・マイクロメータ・シリンダーゲージ・三次元測定機 etc)
4. はめあいの決め方と加工法・測定法
(ア) はめあいの種類
(イ) 公差クラス記号の意味と使い方
(ウ) はめあい方式の種類と用途
(エ) 加工法とはめあい方式
(オ) 演習:許容差の評価法(限界ケージ・ダイヤルゲージ・三次元測定機 etc)
5. 代表的な表面粗さのパラメータと加工法・測定法
(ア) 表面性状の意味と表し方
(イ) パラメータの選び方
(ウ) パラメータ値と加工法・測定法
(エ) 演習:評価方法(表面粗さ測定機・比較試験片)
6. 代表的な幾何公差と加工法・測定法
(ア) 幾何公差の種類と表し方
(イ) データムの設定
(ウ) 加工・測定を考慮した幾何公差の設定方法
(エ) 演習:幾何公差の評価(測定治具とダイヤルゲージ・三次元測定機・真円度測定機)
7. 加工を意識した設計
(ア)演習:グループワーク(立体モデルを参照しながら必要な加工方法の検討、図面の作成を行う)
8. 旋盤作業(軸部品・穴部品のはめあい)
(ア) 加工図面
① 図面の読み取り
② 加工法の検討
③ 加工工程の検討
(イ) 旋盤概要
① 旋盤の操作
② 材料の取り付け
③ 工具の取り付け
④ 加工条件の設定
(ウ) 荒加工(切削力・加工熱の影響)
① 端面加工
② 外径加工
③ トンボ
④ 段付き加工
(エ) 仕上げ加工(寸法公差・はめあい・表面粗さ・同軸度)
① 端面加工(構成刃先の影響と表面粗さ)
② 外径加工(寸法公差・表面粗さ)
③ トンボ(同軸度の影響)
④ 段付き加工(コーナ部の形状)
(オ) 穴部品の加工(寸法公差・真円度)
① ドリル加工
② 内径荒加工
③ 内径仕上げ加工
④ チャッキングの影響(真円度測定)
9. フライス盤作業(段付き部品・溝部品のはめあい)
(ア) 加工図面
① 図面の読み取り
② 加工法の検討
③ 加工工程の検討
(イ) フライス盤概要
① フライス盤の操作
② バイス(固定治具)の取り付け
③ 材料の取り付け
④ 工具の取り付け
⑤ 加工条件の設定
(ウ) 正面フライス加工
① 荒加工(切削力・加工熱の影響)
② 仕上げ加工(寸法公差・表面粗さ・平面度)
③ 六面体加工デモ(寸法公差・平行度・直角度)
(エ) エンドミル加工(段付け加工)
① 荒加工(切削力・加工熱の影響)
② 仕上げ加工(寸法公差・表面粗さ・たわみ・うねり)
(オ) エンドミル加工(溝加工)
① 荒加工(材料の内部応力の影響)
② 仕上げ加工(はめあい)
(カ) タップ作業
① 位置決め作業
② センター作業(センター穴の有無)
③ 下穴(ドリル)加工
④ タップ加工(下穴径と加工トルクの違い)
⑤ 測定(限界ゲージ)
(キ) リーマ加工
① 位置決め作業(位置精度)
② センター作業
③ 下穴(ドリル)加工
④ リーマ加工(寸法精度・真円度・円筒度・表面粗さ)
⑤ 測定(限界ゲージ・ピンゲージ)
≪担当予定講師≫
株式会社リッジリフト 技術士 今井 誠、高度ポリテクセンター
コース番号 C901W 機械図面の描き方と加工法・測定法<集中育成コース>
訓練日程
2/17(火)~2/20(金)
2/24(火)~2/27(金)
実施時間帯
10:00~16:45
総訓練時間
48時間(8日間)
受講料
66,000円
定員
10名
対象者
~加工法・測定法を知って機械図面を見よう!描こう!~
機械設計・生産技術・機械加工・営業に従事する技能・技術者
≪訓練内容の概要≫
工作機械・加工法・測定法に関する理解を深め、加工・測定を考慮した図の配置、寸法記入、公差・はめあいの決め方、表面粗さの指示、幾何公差の指示法を習得します。
実習では、様々な測定機器を使用し、図面指示の評価法を習得します。また、旋盤・フライス盤を使い組立部品を製作し、図面指示と加工の関係を習得します。
機械設計・生産技術・機械加工・営業に従事する技能・技術者
≪訓練内容の概要≫
工作機械・加工法・測定法に関する理解を深め、加工・測定を考慮した図の配置、寸法記入、公差・はめあいの決め方、表面粗さの指示、幾何公差の指示法を習得します。
実習では、様々な測定機器を使用し、図面指示の評価法を習得します。また、旋盤・フライス盤を使い組立部品を製作し、図面指示と加工の関係を習得します。
訓練内容
使用機器・教材
測定工具(ノギス・マイクロメータ、ダイヤルゲージ等)、三次元測定機、表面粗さ・形状測定機、真円度測定機、旋盤、フライス盤
持参品・服装
持参品:筆記用具、関数電卓
服装:作業服、作業帽、保護眼鏡、安全靴
実施場所
高度ポリテクセンター
備考
関連コース
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C901V 機械図面の描き方と加工法・測定法<集中育成コース>
*本コースは、複数回実施コースです。