【開催予定日(コース番号・日程)】
M0921 2016年10月19日(水)〜10月21日(金)
【受講料】
37,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 ステンレス鋼のせん断型切りくず
1.コースの概要
 ステンレス鋼は難削材の入門的存在で、ステンレス鋼の切削技術を修得すれば他の難削材の切削技術も向上すると言われています。座学ではステンレス鋼の難切削現象を明らかにし、旋削、エンドミル切削、ドリル切削、正面フライス切削の上手な進め方を実践的な切削データで解説します。実習では各種のステンレス鋼について一般材や他の難加工材との削りにくさの相違点や類似点を切削加工形態別に実験し、切削データをお持ち帰り頂きます。

2.使用機器等
 汎用旋盤、マシニングセンタ、切削抵抗動力計、表面粗さ・形状測定機

3.担当予定講師
 元 三菱マテリアル(株)切削加工技術顧問 狩野 勝吉

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計18時間) となります。

5.関連コース
M093
M094

6.その他
【持ち物】作業服(上)、作業帽、電卓 【配布テキスト】難削材の上手な削り方 ステンレス鋼

受講者の声
  • ステンレス鋼の切削条件が詳しく分かった。切削条件により最適な工具を選択することの大事さが分かった。
  • 切削現象の見える化として様々なデータの取り方を活かしていく。切削だけでなく色々な実験や試作結果にも反映できる。
  • 今まで疑問であった「なぜSUSは難削材なのか?」の理由を座学・実習を通して理論的に学ぶことができた。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.各種材料特性・工具選択 (1)ステンレス鋼と各種材料特性 と切削技術
(2)ステンレス鋼における工具材種と最適加工条件の選択
(3)ステンレス鋼と各種材料切削におけるトラブル対策
2.0H
2.切削加工技術 (1)ステンレス鋼と各種材料の旋削加工技術
(2)ステンレス鋼と各種材料のエンドミル加工技術
(3)ステンレス鋼と各種材料のドリル加工技術
2.0H
3.切削加工実習と各種トラブル対策 (1)旋削加工実験(ステンレス鋼の切削現象と切削抵抗の関係、ステンレス鋼における最適工具材種の選択方法・トラブル対策(磨耗,バリなど) )
(2)フライス加工実験(エンドミル加工における切削抵抗と適正加工条件の関係、正面フライス加工における高速切削とトラブル対策)
(3)ドリル加工技術(切削抵抗と加工精度の関係、微細径ドリルによる高能率穴加工技術)
13.0H
4.まとめ及び質疑応答 (1)質疑応答
(2)訓練コースのまとめ・確認
1.0H

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 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。