【開催予定日(コース番号・日程)】
E0161 2016年07月21日(木)〜07月22日(金)
【受講料】
20,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 ケーススタディで作成するMusic Player
1.コースの概要
 組込みシステムのリアルタイム性を改善するには組込みシステムの特徴や開発現場の状況を考慮した高度なタスク分割の考え方が必要になります。本セミナーではRTOSシミュレーションソフトによる実習とケーススタディによる具体的な事例を元にタスク分割方法の解説を行い、分割方法の最適化に向けた実践的なノウハウが習得できます。

2.使用機器等
 μITRON OS シミュレータ、C++コンパイラ、エディタ

3.担当予定講師
 (株)グレープシステム エキスパートエンジニア 宮下 光明(JASA研修委員会 副委員長、T-Engine Forum 学術・教育WG 幹事、組込み系専門誌や書籍等も執筆されています)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計12時間) となります。

5.関連コース
E061
E068

6.その他
【前提知識】ITRONの基礎知識、C言語によるプログラミング経験

受講者の声
  • 機能分割については、体系的に学んだことがなく、今までの経験で何となくこなしていた面があったが、理論を学べたので役に立った。
  • タスクの処理がよく理解できた。
  • 自分でタスクを設計する際に役に立つと思った。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.開発プロセスと設計手法 (1)開発プロセスの理解と重要性
(2)代表的な開発モデルと問題点
(3)設計とテストの手順
3.0H
2.スケジューリング理論の概要 (1)リアルタイム性能とスケジューリング
(2)RM(RateMotonic)法
(3)EDF(EarliestDeadlineFirst)法
2.0H
3.タスク分割の指標と経験則 (1)モジュール化の原則とタスク分割
(2)ケーススタディ  
イ.半導体製造ライン検査装置(検査結果の標準偏差判定によるライン制御)  
ロ.半導体製造装置におけるSECS(Semiconductor-Equipment-Communication-Standard)通信の実装  
ハ.留守番電話におけるキー入力処理
(3)タスク分割時の着目点
3.0H
4.タスク分割方法の違いによる処理改善実習 (1)処理速度改善実習
(2)応答性能改善実習 ※本実習で具体的なタスク分割の最適化の効果を学んでいただきます。
3.0H
5.確認・評価 (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 1.0H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。