【開催予定日(コース番号・日程)】
J0081 2016年10月12日(水)〜10月14日(金)
【受講料】
27,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 H∞制御による振動制御
1.コースの概要
 H∞制御理論を中心としたロバスト制御技術による制御系の解析・設計法が習得できます。また、制御器設計の各段階におけるMATLABのプログラミング実習を通して、ロバスト制御系の設計手法が習得できます。キーワード:現代制御、ロバスト制御、H∞制御

2.使用機器等
 ソフトウェア:MATLAB、Simulink

3.担当予定講師
 山梨大学大学院 教授 藤森 篤(『ロバスト制御』など、著書多数)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計18時間) となります。

5.関連コース
J007

6.その他

受講者の声
  • ロバスト制御とはどのようなことを行っているのかが理解できました。まだ、ぼんやりとですが自分の業務への展開イメージができました。
  • ロバスト制御は、今まで学んでこなかったので、こちらを受講して知識が深まった。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.システム制御について (1)システムの表現
(2)可制御性と可観測性
(3)状態フィードバック制御と最適レジュレータ
(4)出力フィードバック制御と最適制御
2.5H
2.ロバスト制御について (1)モデルの不確かさとは
(2)ノミナルプラントと摂動プラント
(3)周波数整形
(4)ロバスト安定、ロバスト性能
2.0H
3.ロバスト制御に必要な基礎事項 (1)行列公式
(2)特異値とノルム
(3)線形システムの記法
(4)リアプノフ方程式とリカッチ方程式
(5)H2ノルムとH∞ノルム
3.5H
4.ロバスト制御理論 (1)モデルの不確かさ表現
(2)線形分数変換(LFT)と一般化制御対象
(3)小ゲイン定理とロバスト安定
3.0H
5.H∞制御 (1)H∞制御問題
(2)感度低減問題、ロバスト安定化問題、混合感度低減問題
(3)非標準H∞制御問題の対策
2.0H
6.H∞制御系設計実習 (1)H∞制御を用いた梁の横振動制御系設計実習
イ.制御対象のノミナルモデルの構成
ロ.基準モデルと厳密モデルの応答評価
ハ.モデルの不確かさの見積り
二.H∞コントローラ設計
4.0H
7.確認・評価 (1)実習の全体的な講評および確認・評価 1.0H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。