【開催予定日(コース番号・日程)】
J0071 2016年06月22日(水)〜06月24日(金)
J0072 2016年10月26日(水)〜10月28日(金)
【受講料】
29,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 倒立振子実習装置
1.コースの概要
 実習装置(倒立振子装置)の安定化実習を通して、モデリングから設計、実装にいたるまでの、一連の現代制御理論の適用法について解説します。また、実習では制御系設計ツールMATLAB/Simulinkを活用しながら、現代制御理論に基づく制御系設計が習得できます。キーワード:線形制御、状態空間モデル、状態フィードバック制御、オブザーバ、制御器の実装

2.使用機器等
 実習装置(倒立振子)、マイコンボード ソフトウェア:MATLAB/Simulink

3.担当予定講師
 福井大学大学院 工学研究科機械工学専攻 准教授 川谷 亮治(『フリーソフトで学ぶ線形制御』など、著書多数)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計18時間) となります。

5.関連コース
J008

6.その他

受講者の声
  • 制御理論(状態フィードバック・オブザーバ等)について専門的な知識を身につけることができた。
  • 制御理論についての雰囲気をつかむことができました。今後、自分で詳しく勉強してみようというモチベーション向上にもつながりました。
  • 極配置法や最適レギュレータ法などは、今まで用語を聞き何となく理解していたつもりであったが、本講義にて本質を学べたので非常に自己の成長につながった。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.フィードバック制御とは (1)フィードバック制御とは
(2)微分方程式の必要性
(3)線形微分方程式の解とその性質
(4)MATLAB/SIMULINKの使用法
5.5H
2.状態空間モデル (1)線形化
(2)状態空間モデル
(3)制御対象の具体例
2.0H
3.可制御性と状態フィードバック制御 (1)可制御性
(2)極配置設計法
(3)設計例
2.5H
4.可観測性と状態観測器 (1)可観測性
(2)全状態観測器
(3)設計例
(4)最小次元観測器
3.0H
5.離散化とマイコンへの実装 (1)離散化
(2)マイコンへの実装ならびに制御実験
3.0H
6.最適レギュレータ (1)評価関数の意味
(2)最適レギュレータ設計法
(3)設計例
1.5H
7.まとめ (1)実習に対する評価及び講評
(2)質疑応答
0.5H

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 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。