【開催予定日(コース番号・日程)】
T0011 2016年05月20日(金)〜05月21日(土)
T0012 2016年11月25日(金)〜11月26日(土)
【受講料】
20,000円
【定員】
12名
コースイメージ画像
 信号インピーダンス変換ユニット
1.コースの概要
 電子回路の設計現場では、シミュレータ設計が一般化しています。それらにより、回路設計者に必要な「勘」が失われつつあります。このコースでは「勘」を養うために必要な「回路理論」を、回路網、電子回路、伝送線路の測定実習を通して習得します。これにより回路理論を設計の「勘どころ」として業務に生かせるようになります。

2.使用機器等
 オシロスコープ、ファンクションジェネレータ、実習用基板、マルチメータ、回路シミュレータなど

3.担当予定講師
 アナログ・デバイセズ(株) 技術士(電気電子部門) 工学博士 石井 聡(デジタル回路からアナログ回路、高周波回路まで多岐の電子回路の設計開発を経験)

4.ご受講に際して
 1日の開講時間は、10:00〜16:45(昼休憩45分)の6時間 (計12時間) となります。

5.関連コース
コースマップをご覧ください.

6.その他

受講者の声
  • 回路設計の勘どころという今まで学校では教えてくれなかったようなことを学ぶことができた。
  • 何となくイメージでしかとらえていなかったアナログ信号の位相について、理論と現実を手を動かしながらとらえることができた。
  • 簡単な素子や治具で極力理論に近い動きができるように工夫されており、実習の効果が高い。社内での教育にもこのようなわかりやすい実験をとり入れたい。

7.カリキュラム概要※
教科項目 教科細目 時間
1.抵抗回路網の理論と実際 (1)「勘」をつかむための回路理論
(2)抵抗回路網の組み立てと測定
(3)抵抗回路網の計算方法
(4)理論と実際の抵抗回路網の解析比較実習
(5)抵抗回路設計実習
2.0H
2.交流回路の理論と実際 (1)交流回路の組み立てと測定
(2)交流回路の考え方
(3)交流回路の計算
(4)理論と実際の抵抗回路網の解析比較実習
(5)交流回路の設計実習
2.0H
3.過渡現象の設計と評価 (1)交流回路と過渡現象の違いと考え方
(2)過渡現象の測定
(3)回路の過渡現象の適用
(4)過渡現象の計算
(5)理論と実際の過渡現象解析比較実習
(6)過渡現象に関係する回路の設計実習
2.5H
4.回路理論を用いた設計と評価 (1)電子部品/電子素子使用時の設計ノウハウ
(2)電磁気学(理論)の電子回路の現場への適用
1.0H
5.OPアンプによる各種回路作製と回路理論 (1)OPアンプの基本的な考え方
(2)増幅器の回路理論
(3)増幅器の作製と測定実習
(4)発振器の回路理論
(5)発振器の作製と測定実習
3.0H
6.伝送線路の理論と現場への適用技術 (1)伝送線路と分布定数の理論的考え方
(2)現場でのハイスピード回路への伝送線路理論の適用
1.0H
7.まとめ (1)質疑応答 0.5H

※お申し込み頂く際の目安です。詳細等のご質問は下のお問い合わせまでお願いします。
 また、都合により予告無く内容が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。